2012年05月08日

君に届け を見た

 ケーブルTVで放映していたので「君に届け」を見た。もどかしい話だった。もどかしいのは青春の、というか恋愛ものの要素であるから、これでいいのかもしれない。が、あまり最後にカタルシスが感じられなかった。私の年のせいか?
 まず「恋愛もの」と捉えるのが良くないのかも。友達って何? とか、「親の子離れ」的な要素もかなり入っているので、一言ではジャンル分けできないのかもしれない。
 そういう目で見ると、主人公の少女の変化は丁寧に描かれているし、うまいと思う。他の女の子たちにもそれぞれのドラマがあって、女の子には共感しやすくできているのかもしれない。
 恋愛ものとして、もっと盛り上がってほしいなと思うのは、贅沢なのだろうか? 盛り上がりに欠けると思うのは私の勝手かもしれないが、風早くんの内面がちっとも描かれないからだと思う。他の登場人物にドラマらしい背景があるのに対して、彼には、ない。それが物足りない。
 もっとも私は原作も読んでいないし、アニメ化その他も見ていない。原作から大事にこれを見続けてきた人には納得の話なのかもしれない。  

Posted by mc1479 at 12:42Comments(0)TrackBack(0)
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