2015年09月22日

『キングスマン』

 以下の文章では、映画『キングスマン』の内容に触れています。ご了承ください。

 コリン・ファースが50歳を越えてからスパイ映画でアクションを見せるとは思わなかった。
 1960年前後生まれの(コリンはちょうど1960年生まれ)かつての英国美形アクターの中では、どちらかというと地味な存在だったコリンがアカデミー賞をもらった時には「ほお」と思ったものだが、その後も多様な作品に出演し続けて、そして、これ。
 マシュー・ヴォーン監督の『キック・アス』はテレビで見たことがあったので、アクション場面はしつこいほど長いだろうというのは予想できた。そして、コリンのアクション場面は、いい。
 ここに出てくる悪人の主張もわからなくもない。人間がいるから、地球に悪影響を与えるのだ。だから、人間の数を減らそう--ただし、自分の仲間は残して。そう考え始めると、うまくいかない。
 結構残酷なシーンもあるので、15Rだが、スパイもののパロディのようで、話は考えて作ってある。でも、あれこれ詰め込んであって、なんというか--コリンはおしゃれなんだけど、映画自体はおしゃれではない。


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