2015年03月05日

『傘を折る女』ドラマ化出来になること

 以下の文章では、2015年3月7日放映予定のドラマ『傘を折る女』について筆者が「ここはどうなるのかな?」と思うことを書いています。白紙でドラマをご覧になりたい方はお読みにならないでください。


 原作では ラジオで聞いた話・後には刑事から聞いた現場の様子から推理が進む。つまり探偵は、現場には行っていない。予告を見る限り、ドラマではそうではなく探偵たちも現場に行くらしい。ということは「離れたところにいて真実を言い当てる」という天才的なワザを見せる話ではなくなるわけだ。そのへんをどうしてあるのか。
 原作では犯行の場所は名古屋近郊。これも変更されているのだろうか。

 93年を舞台にした原作だが、ドラマの舞台は「現代」になっている様子。それで不自然にならないようにうまく変更してあるのか。

 原作を読んだ時から少し疑問だったのは、バスジャックされたバスの運転手が途中で1人だけ降りた乗客の名前を知っていたこと。なぜ
? 1 よほど何度も利用したことのある客で顔なじみだった。
  2 この乗客は客商売なので、運転手さんにも「近くに来たら寄ってね」と店の名前と自分の名前の入った名刺を渡していた。
 これくらいしか私には考えられないのだが。

 そしてバスの運転手から聞いた名前をもとに新聞記者がその乗客の素性を探って記事にする。展開から考えると、探偵側もその記事を読んでいて、バスジャックの時に何が起こったか知っているということになるのだろう。
 小説の中にはその記事は具体的には書かれていないので、これはドラマではどういう記事だったのか説明されるのか?
 またたぶん新聞記者というよりは週刊誌の記者になりそうな気がするが、どうなのか。

 とりあえず、そんなあたりがどう上手に処理されて不自然でないものになるのか を見てみたいと思う。


この記事へのトラックバックURL

 

QRコード
QRCODE
アクセスカウンタ
読者登録
メールアドレスを入力して登録する事で、このブログの新着エントリーをメールでお届けいたします。 解除は→こちら
現在の読者数 0人
プロフィール
mc1479