2013年12月22日

『ニューイヤーズ・イブ』

『ニューイヤーズ・イブ』が放映されたのを見た。
以下の文章では、この映画の内容・結末に触れています。ご了承ください。

『バレンタインデー』は、その一日の朝から晩までを描いた、たくさんの男女が登場する話だった。そのスタッフが再び作ったこれも、ある一日(大晦日)の人々の話なのだが、ニューヨークのタイムズスクウェア周辺に集まる人たちに限られている。そういう意味で『バレンタインデー』に比べて、よく言えばまとまっており、悪く言えば広がりがない。おバカな話が減って、子ども主体のエピソードがなくなった。
 誰とつながっているのが誰だった、という点で意外さを見せるのは『バレンタインデー』と同じだが、女性客にサービスしているのかな、と思うところもあった。
 というのも、ラストで成立するカップルのうち、2組は明らかに女性の方が年上なのだ。そして、よりを戻すカップルは、男性のほうが女性の仕事を尊重して歩み寄る。
 親子の争いも、離れたところにいる恋人との通信も、細部まで描き込むことはなく、アクセント的に描いていく。もちろん時間的制約あってのことだけれど、歌はしっかり聞かせたりする。
 そういうサービス精神を楽しむ映画。衝撃はないけれど、気持ちよく見ることができる。


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