2014年07月22日

『ジゴロ・イン・ニューヨーク』

 以下の文章では、映画『ジゴロ・イン・ニューヨーク』の内容・結末に触れています。ご了承ください。


 俳優のジョン・タトゥーロが脚本・監督・主演を務めた……というよりも、招かれてウディ・アレンが珍しく自身の監督作以外に出たことで話題になった。
 祖父の代から続いた古本屋を閉めることになった男(アレン)が、通っている美人の外科医から男を紹介してよと言われ、軽い気持ちで「お金がかかるよ」と答えたのが始まり。花屋のバイトの友人(タトゥーロ)を誘う。こうして新しい商売を始めるが……
 これは、男にとってのおとぎ話なのかもしれない。というのは、出てくる女が皆いい女だから。美人の外科医がシャロン・ストーン。ジゴロが商売を越えて好きになってしまうユダヤの未亡人がヴァネッサ・パラディ。
 ユダヤ教の厳しい戒律によって二人は阻まれ、ジゴロはやめてニューヨークを去るよ、と言っていた男はカフェで出会ったいい女に紹介されると、また「どうしようかな」という表情をし始める。ウディ・アレンの作る映画ほどセリフに溢れてはおらず、ジゴロを笑い飛ばしているわけでもなく、「小粋」と呼ぶにはちょっと泥臭い。そこが物足りない気のする映画。


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この記事へのコメント
こんにちは。初めまして。
鑑賞している作品が重なっているものが多いので、訪問させていただきました。
TBさせていただきますので、よろしくお願いします。
Posted by ここなつ at 2014年08月15日 12:51
青井奈津です。ここなつさん、コメント頂いたのにお返事せずにごめんなさい。私は最近のアジア映画は見ていないものですから、なんて言おうかと思っていました。最近も何かご覧になりましたか?お忙しいのかもしれませんが活動続けてください。
Posted by mc1479mc1479 at 2014年11月18日 12:41
 

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