2015年11月17日

『きっと、うまくいく』

 以下の文章では、映画『きっと、うまくいく』の内容に触れています。ご了承ください。


 CSで放映されたのを見た。
 工科大学を優秀な成績で卒業したのに音信不通になっているランチョーの所へ、寮で同室だった二人、ファルハーンとラージューが向かう。二人は、当時ランチョーをライバル視していたチャトルに「卒業して10年経ったら、どちらが成功しているか確かめる約束をしたから」と呼び出されたのだ。
 三人の騒がしいドライブの合間に、大学時代の回想がはさまる。インド映画だから、歌と踊りのシーンもある。ランチョーは成績優秀だったが、順位を張り出す大学のやり方や、ちょっと成績のいい子がいると「医者かエンジニアに」と望む風潮を嫌っていた。ランチョーの影響で、二人は納得できる自分の道を進むことになったのだが……
 もちろん映画だから誇張はあるのだろうが、インドの大学内ってこんなに競争が激しいのだろうか、とか学生が自殺しても学長の権威は少しも揺るがないのはある意味スゴイ、と思いながら見た。
 ファルハーンとラージューの家庭の事情、ランチョーの恋(なんと、学長の娘ピアに恋をする)、ピアの姉モナの出産……と、これでもかと見せ場を詰め込み、伏線はきちんと回収し、2時間50分。お腹いっぱい、という感じの映画。
 ときどき印象に残るセリフ(歌詞)がある。
「鶏は卵の運命を知らない」
「親友が落第だと心が痛む。一番だともっと痛む」  

Posted by mc1479 at 14:17Comments(0)TrackBack(0)
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