2014年07月22日
『ジゴロ・イン・ニューヨーク』
以下の文章では、映画『ジゴロ・イン・ニューヨーク』の内容・結末に触れています。ご了承ください。
俳優のジョン・タトゥーロが脚本・監督・主演を務めた……というよりも、招かれてウディ・アレンが珍しく自身の監督作以外に出たことで話題になった。
祖父の代から続いた古本屋を閉めることになった男(アレン)が、通っている美人の外科医から男を紹介してよと言われ、軽い気持ちで「お金がかかるよ」と答えたのが始まり。花屋のバイトの友人(タトゥーロ)を誘う。こうして新しい商売を始めるが……
これは、男にとってのおとぎ話なのかもしれない。というのは、出てくる女が皆いい女だから。美人の外科医がシャロン・ストーン。ジゴロが商売を越えて好きになってしまうユダヤの未亡人がヴァネッサ・パラディ。
ユダヤ教の厳しい戒律によって二人は阻まれ、ジゴロはやめてニューヨークを去るよ、と言っていた男はカフェで出会ったいい女に紹介されると、また「どうしようかな」という表情をし始める。ウディ・アレンの作る映画ほどセリフに溢れてはおらず、ジゴロを笑い飛ばしているわけでもなく、「小粋」と呼ぶにはちょっと泥臭い。そこが物足りない気のする映画。
俳優のジョン・タトゥーロが脚本・監督・主演を務めた……というよりも、招かれてウディ・アレンが珍しく自身の監督作以外に出たことで話題になった。
祖父の代から続いた古本屋を閉めることになった男(アレン)が、通っている美人の外科医から男を紹介してよと言われ、軽い気持ちで「お金がかかるよ」と答えたのが始まり。花屋のバイトの友人(タトゥーロ)を誘う。こうして新しい商売を始めるが……
これは、男にとってのおとぎ話なのかもしれない。というのは、出てくる女が皆いい女だから。美人の外科医がシャロン・ストーン。ジゴロが商売を越えて好きになってしまうユダヤの未亡人がヴァネッサ・パラディ。
ユダヤ教の厳しい戒律によって二人は阻まれ、ジゴロはやめてニューヨークを去るよ、と言っていた男はカフェで出会ったいい女に紹介されると、また「どうしようかな」という表情をし始める。ウディ・アレンの作る映画ほどセリフに溢れてはおらず、ジゴロを笑い飛ばしているわけでもなく、「小粋」と呼ぶにはちょっと泥臭い。そこが物足りない気のする映画。