2014年04月11日

マイケル・J・フォックス ショウ

 マイケル・J・フォックス。懐かしい!と思って第1・2回を見た。
 以下の文章では「マイケル・J・フォックス ショウ」の内容に触れています。ご了承ください。

 マイケルのドラマは『ファミリータイズ』はほとんど見ていたし、『スピン・シティ』も途中まで見ていた。彼のパーキンソン病が悪化してからは新作のニュースは聞かなくなっていたと思うけれど、50歳を越えて、久々のTVドラマ。
 主人公の名は、マイク・ヘンリー。元人気キャスターで、パーキンソン病で引退。今は主夫業。子供は3人。という、ほとんどマイケル自身のような役。親友に求められて復帰するというのが第1話。
 アメリカの30分もののコメディって短い間にいろいろなことが詰め込まれている。大学を中退してきた長男、高校生の長女、まだ幼い次男。その次男の世話をしばしば引き受けているらしい、マイクの妹。妻は教員だ。そういう人物紹介の合い間に、復帰までの様子や、復帰後最初の仕事が描かれる。もちろん、ギャグを挟みながら。
 マイクがまだ「復帰する」と決めていないのに、親友が勝手に作ったプロモーション映像を見せられた時、スローモーションが使われていて最低だ、と怒るマイク。
「スローモーションは死んだか起訴された時だ」というセリフに笑った。私も「ここだ! この場面を見ろ」と言わんばかりに使われるスローモーションは好きではないので。
 それから、マイクが「どうして『親戚に同じ病気の人がいる』って話しかけたがるんだ? 依存性だったら『同じ依存症の人が身内にいるの』って言わないのに」とぼやくのも面白かった。
 なかなか「家族揃っての朝食」がとれなかったのが実現した時、マイクがスクランブル・エッグを妻の皿に取り分けてやろうとする。病気のせいで手が震える。周りがハラハラして見ていると、妻が
「じらさないでよ。みんなお腹ぺこぺこなの」と、さっさとマイクからスプーンを取り上げて、皿に入れる。そうだよね、そういうふうに笑ってしまえばいいんだよね、と思わせる。
 妻はよくできた人で、実は復帰の話も、彼女から親友に頼んだものだとわかる。
 昔からセルフ・パロディをやってきたマイケルだけど、病気も笑いの種にしようという姿勢は偉い。
   

Posted by mc1479 at 13:07Comments(0)TrackBack(0)
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